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クラウドソーシングの注意点

みんながプログラマー 発注側にも受注側にもお得度満点のクラウドソーシングは、今後ますます規模を拡大し、新しい働き方として、特に若い世代、および、なんとなく社会の中で生きづらさや違和感を抱きながら生きていた人たちにとって、主流の働き方となっていくであろうことが予想されます。
個性の時代の到来と、久しい前から言われてきましたが、個性の行き場を失った若者もまた急増しているのです。
対人に自信が持てずに思い悩む人たちに、ひと筋の希望を投げかげたという点では、クラウドソーシングという新しい働き方の到来は、かなり大きな出来事とも言えます。
WEBデザイナーを志す人たちにも、同じ事が言えます。
もう足を棒のようにしてWEB関連の仕事を獲得するために、営業周りをしなくてすむのです。
群がるライバルたちやWEBデザイナーとしてすでに活躍の場を広げている人たちを押しのけ、熾烈な仕事取り合戦を日々繰り返していた人たちにとって、クラウドソーシングという働き方は、夢のようにも感じる事でしょう。
ただし、ここで注意しておく事があります。
人間がやることに、けっして完璧はないということです。
クラウドソーシングは、なんだかんだいっても内職のはしくれです。
外勤と比較すれば、当然外勤の方が手元に入金されてくるお金はわずかです。
また連絡ツールはほとんどメールになりますから、実際に顔と顔を合わせれば、数秒で終わるはずの説明が、その倍かかる可能性もありうるのです。
どだい、文字だけで意思疎通を図るということは、いかに不便か、実際に体験してみれば実感できるでしょう。
そのあたりはスイカイプなどのツールを駆使してカバーしていくしかありませんが、それでも、伝えられる範囲は半分と思っていた方が無難です。
ここが最も問題なのですが、どこの馬の骨ともわからない相手に、どこまで社内機密を話せるか、というセキュリティーの問題です。
今はまだ特に問題視されてはいませんが、いずれどのような形であらわれてくるのでしょうか。
いろいろ考えていくと、お互いに信頼関係を築いていくために、最大限の努力と工夫が必要だということがわかります。
単に距離が縮まった、コストダウンになると喜んでばかりはいられないという事です。

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